正規品判定クラウドサービス「C2V Connected」は、 スマートフォンを利用して誰もが簡単に正規品判定が行えるサービス。位置情報等を含む判定結果のデータを、管理者画面から閲覧、取得し、それらをマーケティングや模倣品流通の分析に活用することが可能だという。
例えば、想定外の地域で多く判定されることがあった場合、その判定結果データを市場調査や販売地域拡大の検討につなげるなど、グローバルに商品を展開するブランド企業にとって、さまざまな活用方法がある。
近年、EU一般データ保護規則(GDPR)や、中華人民共和国サイバーセキュリティ法に代表される、諸外国の個人情報保護規制は、強化されてきている。そのため、「C2V Connected」においても、判定履歴としてサーバー上に記録する個人情報の取得を制限する必要性が増してきたという。
キヤノンITSは、個人情報保護の規制強化を受け、「C2V Connected」において、GDPRの対象となる個人情報はサーバー上に記録しないよう、以下の変更を行った。これにより、特に規制の厳しいEU(欧州連合)圏でもサービスの利用が可能となった。
■「C2V Connected V1.2.1」判定履歴記録方法の変更ポイント
- 位置情報の精度を変更して記録
- 判定を行う携帯端末が特定できないUUIDコード(アプリケーション固有ID)を記録
- ネットワーク上の端末が識別できないようIPアドレス情報を一部変換して記録