個人情報保護に関する記事とニュース
-
2019/09/10
そもそも、リクナビ問題は何が問題だったのか――専門家ら討論「個人情報保護、本来の目的に立ち返って」
一般財団法人情報法制研究所(JILIS)は9月9日、「第2回JILIS情報法セミナー in 東京」を都内で開催した。同セミナーでは、就活情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが学生の内定辞退率予測データを顧客企業に販売していた問題に対し、専門家から「説明をした上でもユーザーから同意が取れない事業はすべきでない」などの意見が交わされた。リクナビ問題で同社は、個人情報保護委員会による勧告・指導に加え、厚生労働省からも「職業安定法違反に当たる」として、行政指導を受けている。
-
2018/11/14
Apple、Facebookが連邦法によるデータ保護を支持―プライバシーコミッショナー会議で世界初、日欧による越境データ流通の相互承認
昨年に引き続き、プライバシー・コミッショナー会議の内容をお伝えしたいと思います。プライバシー・コミッショナーとは、各国において、その国のプライバシーに関する問題を取扱う機関を指します。日本では、個人情報保護委員会がこのプライバシー・コミッショナーに相当します。この世界のプライバシー・コミッショナーが年に一度、一堂に会して議論を行う場所があります。それが、プライバシー・コミッショナー会議(正式名称:International Conference of Data Protection and P...
-
2018/07/17
そのIoTはどこにつながっているのか? 塵も積もればプライバシー【第4回】
IoTとプライバシー第4回目は、少し法律の話から離れて、IoTが持っている特徴について触れていきたい。皆さんはIoTの特徴といわれたときに、どのようなことを思い浮かべるだろうか。筆者は普段から法制度の問題を多く取り扱っているので、どうしてもIoTの定義について考えたくなってしまう。例えば、平成27年の情報通信白書では、「様々な「モノ」がセンサーと無線通信を介してインターネットの一部を構成する」のような解説が加えられている。「モノのインターネット」とも訳されるIoT(Internet of Th...
-
2017/11/09
ICDPPC2017レポート:個人情報保護委員会が世界のプライバシーコミッショナーの仲間入り・自動車のプライバシー問題に注目が集まる
今回は、IoTとプライバシーに関する最新トピックをご紹介します。
-
2017/08/08
情報のプライバシーと個人情報の違いとは?【第3回】
第1回では情報のプライバシーの法的保護の性質について、第2回ではパーソナルデータ利活用におけるプライバシーに関する留意点についてそれぞれ見てきた。第3回では、情報のプライバシーの問題について「個人情報」との違いについて考えていきたい。
-
2007/09/06
個人情報保護法施行下のデータマイニング
個人情報保護法は、さまざまな分野に影響を及ぼしているようだ。だが、データマイニングにまでその影響が及んでいるとは知らなかった。しかし、本稿を読んでみればそれも納得である。今回は、個人情報に満ち溢れているスーパーマーケットのPOSデータを“集計”することで個人単位の購買履歴を特定することはできないが、現実世界(すなわち元データ)で何が起こっていたのかを高い信頼度で“推定”できる、新しい時系列パターンのマイニング技術を紹介してもらう。この分析手法は、日...