オプティムは、6月8日、withコロナ時代に対応した「OPTiM AI Camera」のソリューション「withコロナソリューション」の販売を開始した。
「withコロナソリューション」は、「OPTiM AI Camera」のAI画像解析技術を用いて飲食店、小売店、ビルといった施設で行う新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止をサポートすることを目的としている。
すでに設置されている防犯カメラで撮影された映像をAIで解析することで、密集・密接の発生や、衛生管理状況を判定する。解析結果を店舗や施設の利用者に確認してもらうことで、安心して施設を利用できる。そのほか、来場者への声かけなどを従業員が行う必要がないため、不要なトラブルを招くことなく、低コストで感染防止対策を実施できる。
具体的な提供内容としては、施設内に立ち入った人数、消毒・手洗いエリアに立ち寄った人をカウントし、消毒や手洗いを行っていない人数がわかる「消毒・手洗いエリア立ち寄りチェック」、施設内のカメラに映った人物を匿名化(シルエット化)して表示し、個人情報に配慮した形で施設内の状況を伝える「混雑状況匿名化表示」、施設内のカメラに映っている人数に応じて混雑状況を3段階で表示する「エリア別混雑状況表示」、エリア内で人が密集していることを検出した時にアラートを表示する「密集アラート」、人が混雑しやすい、施設内のエリアの人数を分析する「エリア別人数把握」、エリア内で人が密接していることを検出した時にアラートを表示する「密接アラート」、手洗い前の人物の滞在時間から手洗いが規定時間以上されているかを把握可能な「手洗い時間判定」を用意している。
税別の月額料金は、「消毒・手洗いエリア立ち寄りチェック」「エリア別混雑状況表示」「密集アラート」「エリア別人数把握」「密接アラート」「手洗い時間判定」を利用できる「OPTiM AI Camera」が1カメラあたり5000円(最低利用期間6か月)。「混雑状況匿名化表示」を利用可能な「OPTiM AI Camera Lite」が2980円。
なお、どちらもハードウェアの初期費用などが別途必要になる。また、「OPTiM AI Camera Lite」は6月中の提供開始を予定している。