ServiceNow Japanは、7月15日、カルビーがServiceNowのクラウドプラットフォーム「Now Platform」を活用し、従業員の出社率状況を把握するためのアプリを開発、運用開始したと発表した。
カルビーは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による「ニューノーマル」時代の働き方が求められていることを契機に、オフィス勤務者を対象に「Calbee New Workstyle」を7月1日から開始。モバイルワークを基本とした働き方を、無期限に延長することを発表している。
同社は、「Calbee New Workstyle」の3つの柱の1つとして、「モバイルワークの標準化とフルフレックス導入」を掲げている。オフィス勤務者はモバイルワークを行うことを原則とし、フレックス勤務のコアタイムも廃止することで、結果的に「30%前後の出社率」を目指す。そのため同社の人事総務部では、従業員の出社率の現状を把握することが急務となっていた。
同社では、2019年にデジタルトランスフォーメーションに対応するための業務プラットフォームとして、「Now Platform」を採用している。このことから、今回、同社の情報システム部門は、「Now Platform」を活用したアプリ開発を決定している。
新たに開発したアプリでは、従業員による出社申請登録や承認依頼メールの発信、上司や上長による承認というワークフローを実現するとともに、出社予定検索を個人・日付・部署別に実行できる。
「Now Platform」の活用によって、アプリ開発を決定してから動作検証を含む全社規模での運用開始までのプロセスは、実質8稼働日という短期間で完了した。同アプリは、本社オフィスに勤務する、約450名の従業員が対象となる。