UiPathは、ソフトウェアテストの自動化を支援する「UiPath Test Suite」日本語版の販売を、7月27日に開始した。
「UiPath Test Suite」は、RPA領域におけるソフトウェアテストの設計・管理・実行の効率化で培ったテクノロジーを活かして、RPAだけでなくさまざまなアプリケーションのテストに対応している。

テストケースの設計・管理ツールである「UiPath Test Manager」、開発ツール「UiPath Studio」にテスト用の検証アクティビティを追加した「UiPath Studio Pro」、管理ツール「UiPath Orchestrator」にテスト用機能を追加した「UiPath Test Orchestrator」、テスト実行用ロボット「UiPath Test Robots」で構成される。
以下のようなユースケースが想定されている。
・SAPやSalesforceなど基幹システム向けのテスト利用
・Webサイト関連のテスト利用
・メインフレームに関するテスト利用
・APIを利用したシステムのテスト利用
・モバイルアプリなどに関するテスト利用a
・CI/CDツール(JenkinsやAzure DevOpsなど)と連携した継続的DevOpsでのテスト利用

「UiPath Test Suite」では、本番レベルのエンドツーエンドのテスト機能によって、継続的に質の高いテストを実施できる。そのほか、テストをサービス提供におけるライフ採掘の一環として容易に組み入れられる。さらに、実測したテスト結果に基づき、サービスリリースに関する意思決定が可能になり、テスト用に開発した部品はRPAにおける自動化に再利用できる。
RPAを展開しているCoEにとっては、RPAを持続的かつ迅速に社内展開する手段として、「UiPath Test Suite」を利用することが可能。RPAのメンテナンスコストを削減するとともに、うまく動作しないロボットを事前に検知して、修正できるようになる。また、テスト時の技術的な資材を活用することで、開発の短縮化を図れる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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