クレイ・ジャパン・インクは31日、現地時間30日に米国で正式発表されたインテルのXeonプロセッサー 5500番台を、パーソナルスーパーコンピュータ「Cray CX1」に搭載すると発表した。
Xeonプロセッサー 5500番台は、コードネーム「Nehalem-EP」と呼ばれていたCPUで、45nmテクノロジーを使い、処理速度の向上、パフォーマンスあたりの消費電力の低減、独自の仮想化アーキテクチャなどが特徴となっている。処理速度の向上については、コアごとにクロック周波数をブーストさせる技術、内部メモリバスの高速化、最適化などによって実現されている。
Cray CX1は、デスクサイドに設置可能な小型スーパーコンピュータとして定評のあるワークステーションだが、クレイによればXeonプロセッサー 5500番台を搭載することで、従来のHPCアプリケーションはそのままでも、およそ3倍の性能アップが見込めるという。OSにはWindows HPC Server 2008またはRed Hat Enterprise LinuxとClustercorp Rocks+が搭載される。
Cray CX1の基本構成は4ノード、Intel Xeonプロセッサー5500シリーズ×8、メモリ48GB、120GB SATA×4となり、価格は500万円からを予定している。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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