パロアルトネットワークスは、5Gネイティブセキュリティ機能を強化したことを発表した。
同社は、次世代ファイアウォールに、5Gプロトコルおよび5Gネットワークインターフェイスの知見により強化された5Gネイティブセキュリティ機能を追加したという。
5Gネイティブセキュリティにおける新機能
- 5Gネイティブセキュリティのコンテナ化:5Gネイティブセキュリティ機能をコンテナ化することで、マルチクラウドやマルチベンダー環境であっても、5Gコアやエッジクラウド全体を保護することができる
- 5Gユーザーやデバイスへの脅威に関するリアルタイムな可視化、防御、相関分析:5Gネットワークにおいてもユーザーやデバイスごとにセキュリティポリシーを適用できるようになった。また、リアルタイムな脅威相関分析に対応することで、サービス利用者・デバイス・機械などにおける、脅威の根本原因の特定およびフォレンジックやインシデントの迅速な調査を支援する
- 5Gネットワークスライシング向けセキュリティ:通信事業者は、5Gネットワークをエンド・ツー・エンドな専用ネットワークにスライシング(仮想的に分割)する技術を用いることで、ユーザー企業が中核事業に5Gを活用するための信頼性を担保することができる
提供開始時期
強化された5Gネイティブセキュリティ機能は、独自OSであるPAN-OS 10.0以降の次世代ファイアウォールPA-5200 Series、PA-7000 Seriesおよびすべての仮想化次世代ファイアウォールVM-Seriesにおいて1月13日より提供開始しており、各機能は要件に応じて追加できるという。コンテナ型次世代ファイアウォールCN-Seriesにおいては、近日中に提供予定だとしている。
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