日本電気(以下、NEC)とダイナミックプラスは、需要や供給の状況に応じて価格を変動させるダイナミックプライシングサービスをホテル業界向けに共同開発し、2021年4月より提供することを発表した。今後3年間で260ホテルへの導入を目指すとしている。
ホテル基幹業務システム「NEHOPS」を通じてホテル業界のデジタル化をサポートしてきたNECと、チケット業界で多くのダイナミックプライシングの導入実績を有するダイナミックプラスが業務提携し、ホテル業界向けのダイナミックプライシングサービスを共同開発したという。
本サービスは、NEHOPSを通じて蓄積した宿泊者数や売上等のデータをダイナミックプラスが有する最先端のアルゴリズムへ適用することで、時期や天候、イベント、予約状況、競合動向等に応じた最適な客室価格をリアルタイムで設定可能だとしている。
本システムの特長
- リアルタイムでの最適価格の分析・算出:需要予測を行う最先端のアルゴリズムを使い、時期や天候、イベント、予約状況、競合動向等のビッグデータを分析することでリアルタイムに最適な客室価格を算出でき、収益の最大化に貢献する
- 「NEHOPS」と連携した価格自動反映:本システムで算出された客室価格は、NEHOPSの各種システムにデータ連携・自動反映されるため、業務負担を軽減できる
- 価格影響要素の見える化:競合他社の客室価格、周辺イベントの情報、客室稼働状況等、価格設定に影響を与えた要素が本システム上に表示されるため、需要予測や集客施策立案、マーケティングに活用可能
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