IBMは米現地時間5月18日、ヨーロッパのSalesforceコンサルティング・パートナーのリーダーであるWaegを買収する計画を発表した。今回の買収により、IBMはSalesforceサービス・ポートフォリオを拡充し、ハイブリッドクラウドおよびAIの戦略を前進させるとしている。
本買収は、IBMが継続的に行っているSalesforce関連のコンサルティング・サービスへの投資であり、1月に発表した米国Salesforce関連のコンサルタント企業のリーダーである7Summitsの買収を補完するものだという。これにより、IBM Salesforceの人材をヨーロッパ全体で大幅に強化するとしている。
IBM ServicesおよびGlobal Business Services事業のシニア・バイスプレジデントであるマーク・フォスター(Mark Foster)氏は、「パンデミックにより発生した状況に適応するために企業が進めるデジタル・トランスフォーメーションにおいて、Salesforceは重要な役割を担い続けています。信頼は顧客および従業員エンゲージメントにおける新たな通貨のようなものであり、すべての接点が関係をパーソナライズするための機会となります。WaegのSalesforceコンサルティング・サービスにおける強みは、変わり続ける顧客および従業員のニーズや期待にお客様が応えていくことを可能にする、インテリジェント・ワークフローを構築するための鍵となります」と述べている。
本取引は慣習的な買収条件を満たした後、今四半期中に完了する見込みだという。