S&Jコンサルティングは25日、クライアントPCについて、ウイルス対策以外の機能を統合的に管理できるASP型のセキュリティソリューションサービス「PC Auditor」の提供を開始すると発表した。「PC Auditor」が提供する機能は、ライセンス管理やPCのハードウェア管理を行う資産管理機能や、ファイル共有ソフト検出機能、外部記憶媒体からの情報漏えい対策、セキュリティ設定確認などとなっている。
同社によれば、企業におけるPC1台あたりのセキュリティ対策製品の年間ラインセンス料などが3万円にも達している場合があり、多数のPCを保有する企業ではライセンスや社内サーバーを利用しないASPサービスが有効だという。また、利用するサービスを機能ごとに選べるため、業務ごとのサービスメニューが構成することも可能だ。とくに情報漏洩や資産管理機能などはクライアントPCごとの監視が必要で、大企業では導入・管理コストが問題になりやすい。
ASP型のサービスなら、これらの管理や監視ログなどもサーバーに集約され、PCのセキュリティ設定状態、外部メモリへのコピー監視、P2Pソフト監視などの統合的な管理が可能となる。目的に応じて、クライアントにソフトのインストールが必要ない「アプリケーション型」とエージェントを常駐させる「常駐型」の2種類が選べるようになっている。
料金は、選択するサービスや「アプリケーション型」「常駐型」、契約クライアント数などによって異なるが、すべての機能を利用するフルバンドル、5,000ユーザー、アプリケーション型の場合で月額390円からとなっている。フルバンドル、100ユーザーまで、常駐型のパターンで月額2,030円だ。