Infor(以下、インフォア)は、Hexagon ABに、同社のグローバルEAM事業を現金と株式の組み合わせにより約27億5000万米ドルで売却し、戦略的パートナーシップ確立が合意に達したことを発表した。規制当局の承認による取引完了まで、両社の事業は別個に存続するという。
また、インフォアとKoch Equity Developmentは、Hexagonと戦略的パートナーシップを確立。この取引の結果、KochはHexagonの株主となり、Hexagonの主要株主であるMSABは、取引完了後Koch Equity Developmentの社長であるBrett Watson氏をHexagonの取締役会に参画させるよう、任命委員会に提言するとしている。
本売却と戦略的パートナーシップにより、EAMテクノロジを、センサー、ソフトウェア、自律型技術を含むHexagonのデジタル・リアリティ・ソリューションと組み合わせることで、顧客へ貢献。クラウドERPスイート「Infor CloudSuite」の提供戦略に注力できるという。
インフォアのCEOであるケビン・サミュエルソン(Kevin Samuelson)氏は、「今回の発表は、インフォアとHexagon、そしてお客様と従業員のすべてに利益をもたらします。お客様のビジネス上の最大の課題に対応できる業界特化型の革新的ソリューションの提供をさらに強化できます。また、Infor EAMの資産管理機能をデジタル・リアリティ・ソリューションおよびプラットフォームと統合することで、お客様のデジタルトランスフォーメーションを推進できるユニークな立場にある企業との協力関係も達成できました」と述べている。
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