マクニカとパナソニック ネットソリューションズ（パナソニックNETS）は、次世代型の監視システム構築に向けて、VMSサービス「ArgosView（アルゴスビュー）」と、AI画像解析技術を活用した異常検知ソフトウェア「icetana（アイセタナ）」の連携を開始する。
両社は本連携により、下記を含めた対応など、リアルタイムに監視できるソリューションを実現するとしている。
- 事象が起こる前の予兆や違和感を少人数で効率的に認知
- 起きた事象に対し駆けつけや遠隔で即座に対応
具体的には、従来のシステムでは、監視カメラ映像での異常確認から駆け付けによる一次対応までを警備員が人手で実施する必要があったが、本ソリューションでは初動対応の迅速化が可能。また、警備員による駆け付けが必要な状況を絞り込むことで、事件・事故の未然防止と警備に必要なリソースの最適化を実現するという。
これにより、ビルマネジメントに関連する警備の課題を解決し、安全・安心な地域社会の実現に貢献。また、両社の専門領域を統合させることにより、クライアントに最適なターンキーサービスの提供が可能になるとしている。
なお、本ソリューションにより、以下の警備業務を効率化できるという。
発見
ArgosViewから受け取った監視カメラの映像を、icetana異常検知システムで解析することで、予兆や違和感を検知。さらに、対象の映像をサムネイル形式で表示することで、警備員の状況認識や異常発見をサポートするとしている。
把握
icetanaによるサムネイル映像表示のほか、即時対応が必要な異常検知情報については、センサー情報や外部システムを通じて自動的にArgosViewへ集約。マップ機能により、異常発生の位置情報とあわせて即座に管理者へ通知されるという。
対応
ArgosViewと連動した音声・照明出力機器を遠隔操作することにより、人手による一次対応（駆けつけ）に頼ることなく、短時間での初動対応が可能になるとしている。
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