米現地時間10月28日、ZendeskとMomentiveは、同社によるMomentive買収について最終合意に至ったことを発表した。両社の合意には、Momentiveを象徴する「SurveyMonkeyプラットフォーム」が含まれるという。
本買収は、最初の事業年度から売上成長が見込まれ、2024年に売上高35億ドル達成を目指すZendeskの収益計画を加速させ、従来の売上目標を1年前倒しで達成できると予想。両社それぞれの大規模な顧客基盤、そして相互補完的な位置付けにある機能の組み合わせにより、両社のソリューションがともに採用される大きな機会が生まれると同時に、Momentiveが持つ大規模企業への訴求力をさらに高めることができるとしている。
買収完了後も、MomentiveのCEOであるザンダー・ルリー(Zander Lurie)氏が引き続きMomentiveの経営チームを率いるという。
ZendeskのCEO兼創立者であるミッケル・スヴェーン(Mikkel Svane)氏は、「SurveyMonkeyは象徴的なブランドであり、Zendeskは創立当初からそのビジネスを称賛してきました。Momentiveは真に業界の民主化を達成しています。世界中のほとんどすべての人がどこかの時点でMomentiveによる調査に回答しているのですから。市場調査力およびインサイトソリューションを有するMomentiveがZendeskに加わることで、新たに強力なカスタマーインテリジェンス企業が誕生することに大きな興奮を覚えています。企業が顧客を真に理解し、より有意義な関係を構築できるよう、我々は多様かつリアルな顧客像を提供してまいります」と述べている。
また、本買収により、以下のことが可能になるという。
- 顧客の声を聴く:顧客のニーズ、体験、期待に関する重要な情報を収集できる
- 豊富な顧客像を形成:顧客を真に理解するために、取引データと市場調査やインサイトを組み合わせることにより顧客に焦点をあてることができる
- インサイトに基づいて行動する:顧客に関するあらゆるデータに加え、フィードバックや市場に関するインサイトを活用して、担当チームの行動を喚起し、顧客との関係を改善できる