15日、日立とマイクロソフトは、仮想化環境における運用管理システムについて、両社の製品を連携させる協業について合意したと発表した。連携させるのは、日立の統合システム運用管理「JP1」とマイクロソフトの「Microsoft System Center」となる。物理サーバーと仮想化システムの混在環境におけるシステムの安定化像とリソースの有効活用のための新製品の開発を目指す。
共同開発を目指すシステム運用管理製品は、「JP1」の運用管理機能とその導入実績を、「System Center」の仮想化環境に適用する予定だ。そのため両社は技術的な情報の交換や共同でのシステム検証などを行う。協業によって開発される新製品は、対象となる仮想化システムのリソースの稼働状況の監視や、それに応じたリソースの配分の制御などの機能を持ち、年内に製品化したいとしている。
また、両社は、製品開発だけでなく新製品の販売体制の整備、共同セミナーなど、共同のマーケティング活動も行っていく予定だ。