システム運用に関する記事とニュース
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2019/05/17
これからはICT基盤をシェアリングで――新会社ネットワンネクストが目指す世界
ネットワンシステムズが新会社ネットワンネクストを設立した。主な事業はICT基盤の第三者保守、レンタル、再生品販売。キーワードだけ見ると古い印象があるが、その背景や狙いはいったい何か。新会社 代表取締役社長に就任した福本英雄氏に話を聞いた。
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2019/02/12
クラウドを利用しないことがリスクになる時代!リスクを正しく理解し、積極的に使いこなす
本連載は、これまで9回にわたって、クラウドサービスを利活用するにあたって検討すべきリスクと、その対応策について論じてきました。企業戦略として、外部委託先管理として、セキュリティ管理として、コンプライアンスとして、そのリスク領域は多岐に渡ることがご理解いただけたかと思います。最終回の今回は、これまでの連載の総括として、クラウドサービスの利活用に伴うリスクを改めて整理するとともに、そのリスク評価を、どのタイミングで、どのように実施すべきか、について「マルチクラウド」を意識しながら論じます。
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2018/12/27
経営層から「クラウドで大丈夫か?」と聞かれたらどう答えるべきか?
クラウド技術は年々進化しており、各企業においては、ミッションクリティカルなシステムであってもクラウド環境で構築するケースも増えてきています。そのような状況において、経営層から「クラウドで大丈夫か?」と聞かれたら、どのように回答をするのが適切なのでしょうか。経営層を前にして、自信をもって回答できるならばよいのですが、実際にはなかなか難しいと思われます。今回は、経営層がそのような質問をする意図もくみ取りつつ、どのような回答をするのが望ましいのかを解説していきます。
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2018/11/19
障害対応の長期化、セキュリティ、サービス管理の複雑化…マルチクラウド環境で想定されるリスクへの対応法
前回、クラウドのメリットを最大限に活かすための留意点について解説しました。複数のクラウドサービス利用が日常的なものとなった現在、マルチクラウド環境におけるリスクをどのように減らす(コントロールする)ことができるのかに関心を持たれている方も多いと思います。今回は、マルチクラウド時代に押さえておきたいリスクマネジメントのポイントについて解説します。
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2018/10/22
クラウドのメリットを最大限に活かすための留意点
本連載においては、クラウド活用する上で考慮すべきリスクとその対応策について論じてきました。“守りの観点”が全面に色濃く出ており、そもそもクラウドを活用していくこと自体が正しいことなのかという疑問を持つ方もいるかもしれません。本連載の趣旨を改めて説明しますと「クラウドのリスクを正しく理解したうえで、その対応策も含めてクラウド導入を検討・推進していきましょう」ということになります。今回はこれまでと視点を少し変え、クラウド利活用上のメリット(目的)や活用事例を整理しながら、留意すべきポイントについて...
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2018/09/10
対岸の火事ではない!クラウドサービス利用で起こりうる事故とは?
前回、クラウドを取り巻く法規制リスクの一つとして、国内外の個人情報保護規制に着目した対応について解説しました。契約や法規制対応においてもそうですが、これまでに説明した内容を踏まえて上手にクラウドサービスと付き合っていけば、クラウドサービスに起因した事故等の発生を必要以上に恐れる必要はありません。ただし、クラウドサービスにはオンプレミスとは違ったいくつかの特徴や傾向があります。これらを意識した対応を怠れば、やはり思わぬ事故等が発生しうるのも事実です。今回は、クラウド利用において起こりがちな事故、...
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2018/08/17
RPAツール「WinActor」でのロボット開発の手順は?『絵で見てわかる RPAの仕組み』から紹介
RPAを導入するための様々なツールが登場してきました。既に導入した企業でも、いまいち使い方がわからず困っている方もいるのではないでしょうか。翔泳社ではRPAについて解説した入門書『絵で見てわかる RPAの仕組み』を発売、その中で取り上げているNTTデータのWinActorの使い方を紹介します。
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2018/07/31
GDPR、個人情報保護法…クラウドサービスを取り巻く国内外の法規制とリスク対応
前回、利用者である企業側とサービス提供者であるクラウドベンダー側の責任範囲を明確にするためにクラウドサービス契約で意識すべきリスクについて解説しました。他にも契約だけでなく、クラウドを取り巻く法規制リスクにも着目する必要があります。契約は契約の当事者間で定める約束ですが、法規制は契約の当事者に限らず広く適用されます。当然、法規制の中には契約に優先されるものもあり、特にエンドユーザー保護にかかわる法規制には注意が必要です。今回は、クラウドサービスを利用する上で気を付けなければならないクラウドを取...
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2018/06/26
その契約内容で本当に大丈夫ですか?導入企業が必ず注意しておきたいクラウドサービス契約上のポイント
前回、企業側とクラウドベンダー側それぞれの責任範囲、すなわち責任分界点をふまえた対応策を講じていく必要がある旨を説明しました。傾向としてはその際に説明した通りですが、一方で、クラウドサービスベンダーの責任やサービス内容そのものは、きちんと契約書及びSLA(Service Level Agreement)という形で明確にされます。つまり、企業が自社における責任範囲(主体的に検討・対応すべき範囲)を明確にするためには、契約書やSLAの内容を理解する必要があります。今回は、クラウドサービスベンダーが...
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2018/06/18
本来の運用の仕事は、ルーチンワークから外れた課題をいかに対処するか――東芝情報システム石井直史さん
かつて、運用系のシステムに携わっている担当者に仕事が楽しそうなイメージがなかった。業務をやらされている感が強かったからだろう。だが、現在の運用の世界では最新のツールやAI、自動化などの最先端の技術も活用でき、運用を取り巻く環境も大きく変わってきている。こうした技術によりルーチンワークは今後、どんどん自動化していくことになるだろう。そうなれば運用に携わる人たちの仕事がなくなるのだろうか?今回は、長らくシステム運用の業務に携わってきた運用スペシャリストである東芝情報システムの石井直史さんにシステム...
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2018/05/29
その責任はクラウドベンダー側? それとも企業側? クラウドサービスの「責任分界点」をあらためて整理してみよう
前回、クラウドサービスの利活用に際しての“不安の正体”について整理し、そのうえで、企業が正しく対策を行えばその不安については払拭できる旨を説明しました。そして、その対策の前提として、事前に踏まえておくべきであるのが「責任分界点」です。つまり、企業側とクラウドベンダー側の責任範囲を明確にし、クラウドベンダー側でフォローされない範囲を正しく理解し、そのうえで企業がセキュリティ対策等を含めた各施策を講じる必要があるということになります。今回はクラウドサービスの特徴(SaaS、PaaS、IaaS)を改...
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2018/05/21
e-Tax何が変わるの? 大企業などを対象とした法人税の電子申告義務化、システム上の対応とは
日本政府は方針の一つとして行政のICT化の加速を掲げている。これに呼応する形で、電子申告義務化を推し進めるなど、税務行政においてもICT化の加速度は増してきている。企業においても早急に行政のICT化への対応を進める必要があり、法人税の電子申告義務化(e-Tax)について解説したい。
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2018/05/14
DevOpsは作る側(Dev)と維持する側(Ops)を仲良くするためのものではない
まずはじめに、IT運用担当者の皆さんに質問をさせていただきます。「あなたが知っているDevOpsの定義を教えてください」「なぜ、DevOpsが必要なのか教えてください」――さて、あなたならどう答えますか? 今回はDevOpsにおける「Ops」の観点から、DevOpsの目的やについて考えていきます。
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2018/04/12
いまだ払拭しきれないクラウドに抱く"不安の正体"とは?
前回、日本企業のクラウドサービス(本稿ではクラウド、クラウドコンピューティング、クラウドサービス等を総称しクラウドサービスと記述する)の導入状況について紹介しました。しかしながら、クラウドサービスという言葉が広く使用されるようになり、クラウドサービスの利用が拡大している現在でも、利用については多くの企業が依然として不安を抱いている状況があります。今回はそもそもクラウドサービスとはどのようなものであり、どのような特徴があるのか、また、企業がクラウドサービスに対して抱いている不安が正しいものである...
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2018/04/02
マルチクラウド、Fintech推進に向け「ITガバナンスの再構築」と「バイモーダルな企画開発体制」を整備する―ジャパンネット銀行CIO 出口剛也氏
日本初のインターネット専業銀行であるジャパンネット銀行は、コンビニ決済やEC決済提携によるフロービジネスでサービスを拡大している。同社が銀行でありながらリアル店舗を持たず、顧客本位な商品サービスを提供し続けるためには、通常の銀行とは異なるITインフラ戦略が不可欠だったという。EnterpriseZine編集部の主催セミナー「変化に強いITインフラとシステム運用の条件」の基調講演に登壇したジャパンネット銀行のCIOである出口剛也氏が、マルチクラウド利用やFintech推進において、マネジメント層...
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2018/03/30
今こそオンプレミス基盤の運用を“コード化”せよ!デジタライゼーションの要となる「インフラのコード化」とは何だ?
新たな企業システムの構築を検討する際には、クラウドネイティブなチャレンジに目が行きがちだが、従来型サービスの安定運用も並行して行なう必要がある。IT部門はクラウドネイティブと従来型サービス、この2つの異なる要件を有するシステム環境をいかに両立させていくべきか。そこで注目されているのが「インフラのコード化」、つまりは「コードによるIT基盤の管理」という考え方だ。2018年2月27日に開催したEnterpriseZine Day『変化に強いITインフラとシステム運用の条件』において、日本ヒューレッ...
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2018/03/29
RPAがキャズムを超えるために必要なコト、導入の目的を明確化した運用・管理が成功のカギ
PC上での定型作業を自動化する「RPA(Robotics Process Automation)」は、労働力不足の解決や長時間労働の是正に効果的なデジタルレイバーとして注目されています。本連載では、RPAの導入から活用、成功・失敗事例から学ぶポイントや、RPAの未来を考えます。第1回の今回は、RPAが注目される理由や導入成功のカギを紹介します。
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2018/03/28
運用にビッグデータを活用し、新たな付加価値を提供せよ――ハイブリッドIT環境時代のシステム運用の条件とは?
近年、新旧の多様な技術やシステム基盤が混在するハイブリッドIT環境に対する運用の重要性が増している。そこで求められるのは、オンプレミスからパブリッククラウドへの円滑な移行、経営層向けのダッシュボード、ビッグデータを活用した予防保全やインシデント管理などの各ソリューションだ。この分野に精通し、深い知見を持つマイクロフォーカスエンタープライズ株式会社の梅根庸一氏が、システムおよびビジネス側それぞれから見た課題を踏まえつつ、その解決策と効果について解説した。
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2018/03/23
“DevOpsにおける運用”を今の常識で考えていても答えは見つからない
今回、編集長よりDevOpsについてOps(運用)の観点から記事を書いて欲しいというお話を頂き、是非ともこのテーマについて連載を書かせて頂きたく手を挙げさせていただいた。本連載『IT運用担当者のためのDevOps入門』を通じて日本企業の情報システムに対する考え方に一石を投じる事が出来れば幸いだ。まずこのテーマの本題に触れる前に筆者が日々感じている問題意識を少しだけ共有させていただきたい。
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2018/03/12
クラウド登場から10余年、日本企業のクラウド導入状況はどうなってる?
クラウドコンピューティング(以下、クラウド)という言葉が世の中に出始めてから10年あまり経過しました。クラウドの技術は年々進化し、活用する企業も増え、これからもさらなる拡大が見込まれています。ここにきて第2の隆盛期を迎えたといっても良いと思います。今回は当連載『マルチクラウド時代のリスクマネジメント入門』の導入として、各企業がクラウドをどのように活用しているか(活用しようとしているか)を紹介したうえで、各企業が直面している課題及びその解決に向けた方向性を示します。