オラクルは5月10日、大日本印刷(以下、DNP)の大規模基幹システムのクラウド移行に「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を採用されたことを発表した。
DNPでは、現在VMware環境の700以上の仮想サーバーで稼働するアプリケーションを「OCI」の「Oracle Cloud VMware Solution」へ移行し、オンプレミス環境と同じアーキテクチャや管理性を維持しつつ、拡張性や経済性を向上するとしている。
また、統合データベース基盤を「Oracle Exadata Cloud Service」に移行する。これにより、オンプレミス環境より高い性能やデータセキュリティ構成を実現しつつ、コスト最適化を図るという。
同社は、今回の大規模基幹システムを「OCI」へ移行することにより、IT運用管理業務を軽減し、DXによる新規事業創出や事業拡大に向けより戦略的な分野へ自社のITリソースを投入していくとしている。
さらに「OCI」で提供される最新のクラウド・テクノロジーやデータベース・サービスなどを活用し、基幹業務システムのモダナイゼーションを加速していくとのことだ。
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