「Novell Privileged User Manager」は、UNIXおよびLinux系サーバOSの運用管理者が、特権ユーザーID(root)でログインして作業を行う際の管理をきめ細かく行う。rootのパスワードを特権ユーザ全員に知らせることなく管理者毎に特権アクセスを委任することで、必要以上の権限の割り当てをなくし、ユーザIDに基づく役割に応じた特権作業だけを適切に割り当てることができる。
そのほか、特権ユーザの作業履歴を細かく追跡できるイベントログ追跡機能やハイリスクなアクティビティを記録してその情報を誰が監査したかを詳細に追跡できる監査機能も提供。
特権ユーザの共有ID・パスワードのセキュリティ上のリスクを低減し、企業のコンプライアンスの強化をサポートする。
一方のNovell Identity Auditは、複数のノベルのセキュリティ製品のイベントログを一括管理。ディレクトリ・サービスであるNovell eDirectory、アイデンティティ管理製品のNovell Identity Manager、アクセス管理製品のNovell Access Managerなどノベルの全セキュリティ製品を対象に、IDの登録・変更、連携、アクセス履歴といったイベントログの検索を可能にし、レポートする。
2009年7月29日より提供開始。両製品ともノベルの販売パートナーを通じた間接販売で、価格はオープンプライス。