アビームコンサルティングは、あいおいニッセイ同和損害保険(以下、あいおいニッセイ同和損保)の照会応答業務における業務高度化に向け、全照会応答プロセスのデジタル化および全社横断型の問題解決サイクルの構築を実現するDX組織「デジタル照会センター」の設立を支援したと発表した。
あいおいニッセイ同和損保は、業務効率化の施策としてAIツールによる自動照会応答システムを導入したものの、AIに学習させるための作業としてさらなる業務量が発生するという課題に直面していたという。そこで、照会応答業務における業務改革を、ビジネススタイル変革につながる社員の自立的な学習や問題解決の促進を通じた業務変革施策として再定義し、プロジェクトを開始した。
プロジェクトでは、全40ヵ所の照会応答プロセスの抜本的な見直しと照会発生要因の分析を実施。問題解決サイクルの自走を実現する業務構造の再構築と、これらを全社的に実行する専門組織を設立した。
アビームコンサルティングは、あいおいニッセイ同和損保が目指すビジネススタイル変革ビジョンに基づき、現場に寄り添った変革マネジメントを基盤としたDXコンサルティングとして、プロジェクトの構想策定から施策実行までを全面的に支援したという。
- 照会プロセスにおける「あるべき姿」の再設計
- 継続的な問題解決が可能なPDCAプロセス「問題解決のデジタル化」を導入
- 部門横断型DX組織「デジタル照会センター」の設立支援
【関連記事】
・日本企業の人的資本経営の「開示」「実践」ともに実施段階はわずか11%──アビームコンサルティング調べ
・アビーム、投資家への企業価値の理解促進や経営管理高度化に向けた「インパクト加重会計」支援開始を発表
・アビームコンサルティングとCoupaが協業 サプライチェーン業務のDXを推進