Ditto Live Incorporated(以下、Ditto)は、日本航空(以下、JAL)と技術提供に関する契約を締結した。両社は2019年から検討および実証実験を重ねてきたが、全客室乗務員が利用するiPad端末にDittoの通信技術を全面導入することを目的に、2023年1月27日、本契約を締結したとしている。
今回、JALとDittoが共同開発中のアプリケーションが実⽤化されれば、インターネットに接続されていないモバイル端末間でも、客室乗務員が⼊⼒した情報がリアルタイムに同期され、情報共有をすることが可能になるという。情報を蓄積・活用することで、機内⾷の搭載数を適正化し、⾷品廃棄削減等につながる可能性もあるとした。
なお、Dittoの技術は、Bluetooth、P2P Wi-Fi、LANなど、複数の接続⽅法を使⽤することで全ての変更をデバイス間でリアルタイムに同期させ、接続の複雑さを排除するものだという。
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