ソフトバンク、WOTA、東急不動産および東急リゾーツ&ステイの4社は、東急不動産・東急リゾーツ&ステイのリゾート施設において、全生活排水を再生循環するWOTAの「小規模分散型水循環システム」を設置。水道インフラに依存しない、新たな分散型水供給システムの構築に向けた実証を2023年5月に開始した。
最初の取り組みとして2023年5~7月(予定)に、千葉県市原市にあるゴルフ場「鶴舞カントリー倶楽部」のコース内(1ヵ所)にWOTAの小規模分散型水循環システムを設置。トイレの排水の再生循環利用を行い、運用方法や可用性を検証するという。その後、「東急リゾートタウン蓼科」をはじめとしたリゾート施設でWOTAの小規模分散型水循環システムによる全生活排水の再生循環利用を行い、利用者の受容性や安定的な運用方法を検証する予定だとしている。
なお、検証結果を踏まえて、将来は東急不動産・東急リゾーツ&ステイのリゾート施設にWOTAの小規模分散型水循環システムを展開し、水道インフラに依存しない新たな水供給システムを構築して水問題の解決を目指すという。
各社の役割
- ソフトバンク:取り組みの全体統括、通信環境の提供、実証に関するサポート(センサーの提供など)
- WOTA:「小規模分散型水循環システム」の提供および運用・管理、関連データの収集・分析
- 東急不動産、東急リゾーツ&ステイ:実証フィールドの提供、「小規模分散型水循環システム」の設置工事
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