「Kaspersky Internet Security 2010」では、インターネット上に本体を置く「マルウェア2.0」に対抗するため、2009で実現した高度なアプリケーションルール設定(HIPS)技術に加え、全世界から未知の脅威に関する情報を収集する「カスペルスキーセキュリティネットワーク(KSN)」を強化。KSNで、世界中のユーザーから未知の悪意あるプログラムやその配信元情報をリアルタイムで収集、速やかに解析することで、脅威への対応時間を大幅に短縮した。KSNで収集した情報は、最新の脅威データベースと照合したうえで約40秒で緊急検知システム(UDS)に反映される。
さらに新搭載された「仮想実行スペース」を使用すれば、万一、危険なアプリケーションを実行してしまった場合や、フィッシング詐欺などの危険なWebサイトを開いてしまった場合でも、実環境には影響を及ぼさないため、ウイルス感染や個人情報流出などの被害を防ぐことができる。
このほか、スキャン時間の約70%の短縮や、怪しいサイトへのアクセスを未然に防ぐ「危険サイト診断」、個人情報への徹底したアクセス監視を行う「プライバシープロテクション」、ゲーム中のウイルス処理を自動化したり、スケジュールされたスキャンや更新処理をスキップしたりする「ゲームモード」など、新しい機能が追加されている。
また、新たに発売されるMac用アンチウイルスソフト「Kaspersky Anti-Virus for Mac」は、ウイルスやトロイの木馬、ワームから、ファイルシステムをリアルタイムで保護。Mac環境におけるさまざまなウイルスの脅威からMacを守る。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア