情報処理推進機構(IPA)は、工場における具体的な対策への指針を提供するため、スマート工場の事例を調査してセキュリティ対策項目を整理した「スマート工場化でのシステムセキュリティ対策事例 調査報告書」を公開した。
同報告書は、工場設備のセキュリティ管理責任者などが、スマート工場の生産システムにおけるセキュリティ対策を実施する際の参考書として利用されることを想定しているという。
報告書の特徴は以下の通り。
- 具体的なセキュリティ対策事例:報告書内では実際にスマート工場を運用している国内の事業者1社をモデル事例として、セキュリティガバナンス体制や生産システムの構成、実際に適用されているセキュリティ対策をまとめている。そのうえで、スマート工場を運用している国内企業8社へのヒアリングも実施したという
- 工場のライフサイクルに沿ったセキュリティ対策の整理:生産システムの「設計・開発」から、「運転・運用」「保守」「廃棄」のライフサイクルの観点で、セキュリティ対策事例を整理。また、生産システムの運用において重要となる「情報管理」「インシデント対応」「エリア人員管理」の観点でのセキュリティ対策事例も記載している
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