日本NCRとNTTデータは、新たな接続方式によるPOS決済システム簡易化インターフェースの構築を発表した。
キャッシュレス化が発展する中、クレジット決済システムのニーズは、POSシステムを介さずにセンタ通信を行う「外回り」とPOSシステムを介する「内回り」の2つの方式が拡がっているという。こうした中、大規模小売店を中心に内回り決済に要するPOSシステムの開発コストが増加する一方、汎用的でシステム開発負担の小さい「外回り」方式では満足する取引速度が得られないという課題があった。
そこで両社は、POSシステムを介さずにセンタ通信を行う「外回り」に対して、POSシステムを介する「内回り」方式で決済端末の制御と決済センタ処理の2つの機能を統合。POSシステムの開発コスト低減と取引速度の向上により、汎用的でシステム開発の負担が小さい内回り方式を実現できるという。
NTTデータと日本NCRは今後も小売店舗のCX向上を支援し、顧客体験の向上を目指した共同販売を推進するとしている。
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