Sansanは、同社のDXサービスを活用して自社のビジネスや働き方に変化・イノベーションを起こしたユーザーを表彰する「Sansan Innovation Award 2023」の受賞企業を発表した。
同アワードは、ユーザー同士の経験・ノウハウの共有を活性化させ、デジタル変革を後押しするために開催するもの。受賞企業・団体を「Sansan Innovator」、特別賞の「Sansan DIGITALIST Innovator」、「Sansan Innovator BO Prize」として選出。「Sansan Innovator」ではSansanを活用して、「Sansan Innovator BO Prize」ではBill Oneを活用してDXを加速させたユーザーを選出した。
Sansan Innovator
受賞会社:梅乃宿酒
授賞理由:売上高が伸長する中でコロナ禍の打撃を受け、販路・販売方法の見直しに着手。他業界からの人材確保を強化し、組織的な人脈管理をすることを目的にSansanを導入した。社員が持つ名刺情報を蓄積し活用することで、退職者のつながりから新規商談を創出し、年間で約1億円にも上る取引の成約に至ったという。
受賞会社:日本通運
授賞理由:4000人以上の営業担当が在籍する同社では。情報を共有することの重要性を再認識し、「価値ある情報の蓄積と見える化」によるデータドリブン営業の実践を目的に2019年にSansanを導入。その結果、利用者の7割以上がアクティブユーザーとなり、100万件以上の顧客情報を蓄積することに成功したという。
Sansan DIGITALIST Innovator
受賞会社:アイデム
授賞理由:同社は、人材の採用から戦力化までのコンサルティング事業を展開する総合人材情報サービス企業。ウェブサイトを基軸にした商材・サービスが増え、顧客へのクロスメディア提案の機会が増えたことにより、営業一人当たりの対応業務が増加。持てる顧客接点数に限界があることや、営業手法がアナログだったことを背景にSansanを導入した。社内の誰が顧客の誰とどんな商談を行ったかを可視化し、営業を強化したとしている。
Sansan Innovator BO Prize
受賞会社:ボディワークホールディングス
授賞理由:商業施設や駅ビルなどでのリラクゼーションスペースや温浴施設を運営する同社は、社会情勢の変化によるリモートワーク推進をきっかけにBill Oneを導入した。従来、郵送で受領していた1300通の請求書をすべてオンラインで受領。郵便物を受け取る総務部門の業務削減や経理部門におけるリモートワーク率の引き上げにより、業務生産性の向上を実現したという。
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