日立市と日立製作所は、「デジタルを活用した次世代未来都市(スマートシティ)計画に向けた包括連携協定」を締結した。
同協定にもとづき、両者はデジタルを活用しながら「グリーン産業都市」「デジタル医療・介護」「公共交通のスマート化」の3つを軸として共創プロジェクトを推進するという。具体的な施策内容は以下の通り。
- グリーン産業都市の構築に関すること:産学金官連携による地域脱炭素社会の実現を目指し、デジタル技術を活用した地域内再生可能エネルギーの融通などにより、中小企業を含む地域産業の脱炭素化の促進を図る
- デジタル医療・介護の推進に関すること:健康・医療・介護領域のデジタル化による「住めば健康になるまち日立市」の実現を目指し、住民の健康維持・増進のための施策におけるデジタル化の推進を図る
- 公共交通のスマート化に関すること:多様な移動手段を組み合わせた移動しやすい公共交通の実現を目指し、地域の交通手段のシームレスな利用や利便性向上に向けたデジタル活用を検討する
両者は同プロジェクトを推進しながら、議論により必要なテーマは適宜追加し、産学金官連携でのエコシステムの拡充にも対応していくという。
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