キヤノンは、米州、欧州、アジア、オセアニアのグループ会社約330社を対象に、経理業務の効率向上と連結決算の早期化を目的として「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management(EPM)」を採用し、利用開始した。
同社では、グローバルでの事業拡大にともない、連結決算業務におけるデータの収集・集計、報告資料作成などの業務負荷が高まり、組織変更や分析軸の追加など環境変化への対応が年々複雑化していたとのこと。グループ経営の強化に向けて、迅速な意思決定と業務の効率化による戦略的な経営管理業務へのシフトが求められていたという。
また、従来の連結決算では、オンプレミスの連結決算システムに取り込むためのデータの整合やファイルの変換などが必要だった。こうした連結決算業務に関わる経理業務を合理化するため、同社はOracle Cloud EPMを採用。Oracle Cloud EPMの決算処理を使い、連結決算のデータ収集から連結処理、連結財務諸表と経営層向けの速報値レポートの作成、決算開示までの一連のプロセスを自動化・標準化するという。予算策定については、組織・地域別経費などの多軸分析も可能になったとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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