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神戸市、AI条例を施行へ 活用ルールを定めることで市民の権利や利益を保護

 神戸市は、2024年2月に市議会に提出したAI条例案が可決され、段階的に施行されることを発表した。全国初の包括的なAIに関する条例の施行となるという。

 同条例は、今後様々なAIの利用が行政分野で進んでいくことを考慮し、情報漏えい以外のリスクも想定した包括的なAIに関して市の活用ルールを定めることで、市民の権利や利益を保護することを目的としている。条例が施行されることにより、神戸市の職員がAIを利用する際には、活用結果が及ぼす影響レベルに応じたリスクアセスメントを行い、安全性を確認することを義務付けるとしている。

 また、生成AIの利用にあたっては、非公開情報の入力を禁止し、議会説明でもAIに判断を委ねることなく自らの責任で説明することを定めるとのこと。その他にも、神戸市の事業を受託する事業者は、AIを活用する場合や業務上知りえた情報を生成AIに入力する場合は、同市に事前協議することが定められるという。

AIに関する規則概要
[画像クリックで拡大表示]

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