Snowflakeは、住友生命保険(以下、住友生命)が健康増進型保険 住友生命「Vitality」のデータ分析基盤に、「Snowflake」を採用したと発表した。
住友生命では、Vitality会員の様々なデータを分析していたが、既存システムでは一部のケースで円滑にデータ分析が進まないという課題を抱えていたという。特に、129万人以上の会員IDとそれに関連するデータは、データサイズも大きく、データ結合時に時間とコストがかかっていたとしている。
そこで同社は、Snowflakeを採用。その結果、Snowflakeのトランザクション管理とデータのパーティション化により、これまで数十分要していたファイルの結合を、数分に短縮できたとのこと。パフォーマンスの向上に加え、Snowflakeのコンサンプションモデルにより、年間で約50%のコストダウンを実現する見込みだという。
住友生命は今後、Vitalityデータ活用の高速化・利便性向上により、健康増進型の新たな保険商品・サービス開発などの価値創出を加速するとしている。
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