SHIFTは2024年8月20日、新サービス「モダナイゼーションサービス」の提供を開始した。
同サービスの詳細は以下のとおり。
- レガシーシステムの仕様や品質・生産性の課題をAIドキュメントリバースにより可視化:開発保守人員の不足、開発ドキュメントの欠落などによりブラックボックス化したレガシーシステムの仕様を、AIドキュメントリバースにより可視化する。人力による分析作業での課題だった精度や網羅性の低さ、ノウハウの属人化といった課題を解消し、限られたリソース・コストでも高精度な分析を実現
- ユーザー体験・ROI向上を意識したUI設計によるオペレーショナル・エクセレンス:レガシーシステムに対し、同社独自の「DXデザイン診断」を実施し、ユーザー体験・ROI向上を意識したUI設計を行うことで、オペレーション構造全体を短縮し、オペレーショナル・エクセレンスの実現を支援
- クラウドネイティブなインフラ構築技術を活用し運用コストを低減:クラウドネイティブなインフラ構築技術を活用することで、機敏性が高く、コスト効率がよいインフラ環境を構築し、新システムに最適化したリソース配分を行う。また、 Infrastructure as Code(IaC)の手法にもとづき、コードを自動生成する機能を有したSHIFT標準パラメータシートを使用し構築することで、クラウド構築作業期間を短縮
- ストラングラーパターンで事業活動への影響を最小限化:ストラングラーパターンのアプローチをとることで、UIとビジネスロジックが混在したレガシープラグラムからそれぞれを分離し、フロントレイヤーとバックレイヤーの段階的リファクタリングやマイクロサービス化を進める。これにより、アプリケーションの高い柔軟性・拡張性の早期実現が可能となり、加えて事業活動に与える影響を最小限に抑えたモダナイゼーションを実現
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