インフォマティカ・ジャパン(以下、インフォマティカ)は、SUBARUがグローバル規模のデータ統合プロジェクト推進にあたり、インフォマティカのAIを搭載した「Intelligent Data Management Cloud」(以下、IDMC)を採用したと発表した。
SUBARUでは2019年頃、各部門や業務において、数十ものサイロ化されたシステムを使って個別にデータを取り扱っていたことから、部門を横断したデータ連携が困難だという課題をもっていた。これを解決するため、SUBARUは2020年に「グローバルPLM」プロジェクトを始動。
同プロジェクトの目的は、第一に、データに基づき状況を正確に把握しながら、最速かつ最小の手順で顧客の課題を解決すること。第二に、技術開発・設計といった初期段階からデータ同士の連携を強化することで、車づくりの品質を向上させることだという。
インフォマティカのIDMCを採用した理由は、シンプルなライセンス形態で全機能が利用でき、ノーコード/ローコード環境下でデータ処理の標準化が容易であり、開発や展開におけるリスク、時間、コストが削減されることなどが決め手だとしている。
2022年3月にグローバルPLMを支えるデータ統合プラットフォームが完成し、本番運用を開始した。車の開発から製造・販売・保守に至る生涯データを顧客IDなどに紐付けて部門横断的に統合したことで、当初に掲げた2つのミッションの実現に近づけたという。
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