欧州全域で事業を展開する大手エネルギーインフラ企業であるスナムは、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを活用し、持続可能なエネルギーへの転換を目指して資源管理のデジタル化を推進しているという。
スナムは、3DEXPERIENCEプラットフォームを活用して、イタリア国内のガス供給網、貯蔵施設、液化天然ガス(LNG)受入基地のほか、エネルギー資源の多様化を目的に、今後開発する資源についてもバーチャルツインを構築する予定だとしている。これにより、資源の運用管理と最適化、構造的安全性の向上、二酸化炭素排出量の削減が可能になるとのことだ。
3DEXPERIENCEプラットフォームを活用することにより、スナムは複雑な資源供給網をシミュレーションするバーチャルツインを通じて、あらゆる関係者によるデータへのアクセスを可能にし、現場から収集されたリアルタイムデータと情報を一元的に統合できるとしている。
【関連記事】
・NTT Comとダッソー・システムズ、スマートシティ実現に向けた実証実験へ
・エネルギー業界のサイバー攻撃被害、45%はサードパーティに起因──SecurityScorecard
・AOSデータ、エネルギー業界向けAIデータ管理システム発表 大容量データ管理機能でコストを削減