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Nutanix、オンプレミス・エッジ・パブリッククラウド対応の生成AIプラットフォームを提供

 Nutanixは、同社のAIインフラストラクチャープラットフォームを拡張する最新のクラウドネイティブサービス「Nutanix Enterprise AI」を発表した。

 Nutanix Enterprise AIは、エッジ、コアデータセンター、パブリッククラウドサービス(AWS EKS、Azure AKS、Google GKEなど)のKubernetesプラットフォーム上に展開することを可能にするという。また、AIワークロードを加速させるための一貫したハイブリッドマルチクラウド運用モデルを提供し、企業が投資収益率(ROI)を向上させながら、選択した安全な場所でモデルとデータを活用できるようにするとのことだ。Nutanixは、NVIDIA NIMを活用することでNutanix Enterprise AIの基盤モデルにおけるパフォーマンスを最適化。企業は大規模言語モデル(LLM)用の推論エンドポイントの展開・実行・拡張をセキュアに行うことで、これまでの数日間・数週間かけて行っていた生成AIアプリケーションの展開を、わずか数分間で対応できるとしている。

 Nutanix Enterprise AIは、マルチクラウドの一貫した運用モデルを提供するほか、NVIDIA NIMに最適化された推論マイクロサービスとHugging Faceのオープンな基盤モデルを通じ、LLMのシンプルかつセキュアな導入・拡張・実行を可能にするという。これにより、顧客企業はオンプレミスまたはAWS Elastic Kubernetes Service(EKS)、Azure Managed Kubernetes Service(AKS)、Google Kubernetes Engine(GKE)の環境で、ビジネスクリティカルなアプリケーションに求められるレジリエンス、日々の運用、セキュリティをともなう形で、エンタープライズ向け生成AIインフラストラクチャーを立ち上げることが可能だとしている。

 また、Nutanix Enterprise AIは、Nutanix GPT-in-a-Box 2.0のコンポーネントとして提供される。GPT-in-a-Boxには、Nutanix Cloud Infrastructure、Nutanix Kubernetes Platform、Nutanix Unified Storageが含まれるだけでなく、オンプレミスのトレーニングと推論に関し、構成とサイジングの顧客ニーズに応える各種サービスも提供されるという。

 Nutanix Enterprise AIのメリットは次のとおり。

  • AIのスキル不足を解消:シンプルな運用、選択肢、ビルトインされた機能により、IT管理者はIT管理者としての職務を全うし、データサイエンティストと開発者は、最新のモデルとNVIDIAアクセラレーテッドコンピューティングの活用に迅速に順応することで、AIをより迅速に開発できるという
  • AI対応プラットフォームの構築時の障壁を排除:LLMの推論エンドポイントの展開とテストを数分間で実行可能な、UIベースのシンプルなワークフローを採用。これにより、どこでも実行できるNVIDIA NIMマイクロサービスのサポートで顧客にクラウドとオンプレミス環境全体で最適化されたAIモデルの性能を確保するという。顧客企業には、あらゆる環境で実行可能なNVIDIA NIMマイクロサービスのサポートによる選択肢が提供され、クラウドとオンプレミスの環境向けに最適化されたモデルのパフォーマンスが保証されるとしている。このほか、Hugging Faceなどの規格にも対応。加えて、Nutanix Kubernetes Platformとのネイティブ統合を通じて、今後もNutanix Cloud Platform全体を活用できるほか、NVIDIAアクセラレーテッドコンピューティングにより、AWS EKS、Azure AKS、Google Cloud GKEを含むKubernetesランタイム上での実行が可能だとしている
  • データのプライバシーとセキュリティに関わる懸念を軽減:顧客企業の管理する演算リソース上でモデルやデータの実行を可能にすることで、Nutanix Enterprise AIには、プライバシーとセキュリティのリスクを軽減する機能が組み込まれている。加えて、Nutanix Enterprise AIは、LLMの使用リソースのトラブルシューティング、可観測性、利用率に関する直感的なダッシュボードと、迅速かつセキュアなロールベースのアクセスコントロール(RBAC)を提供することで、LLMへのアクセシビリティの確実な管理と理解を可能にするという。強固なセキュリティが必要な組織の場合、エアギャップ環境やダークサイト環境での展開も可能だとしている
  • エンタープライズインフラストラクチャーを生成AIワークロードに対応:ビジネスクリティカルなアプリケーションをNutanix Cloud Platformで実行している顧客企業は、これまでと同じ回復力、日々の運用、セキュリティを生成AIのワークロードに適用し、エンタープライズインフラストラクチャーを体験できるという

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