2024年11月14日、Zscaler(ゼットスケーラー)は、新ソリューション「Zscaler Zero Trust Segmentation」を発表した。
同ソリューションは、ランサムウェア攻撃を防止し、シンプルな拠点を実現すると同時に、ファイアウォール、ネットワークアクセス制御(NAC)、SD-WAN、サイト間VPNなしでの企業ネットワークを提供するもの。これにより、企業ネットワークをデータセンターから分散した拠点や、パブリッククラウドに拡張せずに利用できるようになるという。
拠点や工場、パブリッククラウドが仮想的な環境となり、任意のブロードバンド接続を介して、ゼットスケーラーのクラウドセキュリティプラットフォームと直接通信。その後、プラットフォーム「Zscaler Zero Trust Exchange」のビジネスポリシーを適用し、ユーザー、ワークロード、デバイスへ接続させるとのことだ。これにより、パブリックIPに関連する攻撃対象領域が抑えられ、ランサムウェアが拠点間で拡散するリスクも防止されるとしている。
また、同ソリューションは、インターネットへのトラフィックのほか、クラウドとデータ センター間、仮想プライベートクラウド(VPC)間、ワークロードとプロセス間の通信に対するマルチクラウドワークロードセキュリティを標準化。様々なクラウド環境全体で、セキュリティを簡素化および強化するとしている。
現時点で、同ソリューションはAWSおよびAzureをサポート。GCPのサポートは2025年2月を予定しているとのことだ。
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