Zscaler（以下、ゼットスケーラー）は、AIアシスタント技術の強化に向け、NVIDIAとの提携を発表した。ゼットスケーラーは、NVIDIAのAI技術を活用し、新たなUXとセキュリティ向けAIアシスタントサービスを提供する。
AIアシスタントである「Zscaler ZDX Copilot」は、NVIDIA NeMo Guardrailsを活用し、ネットワーク、デバイス、アプリケーションのパフォーマンスに関するインサイトを提供し、ITサポートとIT運用の簡素化を実現するという。NeMo Guardrailsは、大規模言語モデル（LLM）を使用したスマートアプリケーションにおいて、ダイアログ管理を調整し、精度、適切性、セキュリティを確保することで、生成AIシステムを監視するもの。ゼットスケーラーは、これまで検出が困難だった脅威や異常を特定および捕捉していくとしている。
また、NVIDIA MorpheusとNVIDIA NIMを活用し、予測／生成AIソリューションを提供するという。詳細は以下の通り。
- Zscaler ZDX Copilot with NVIDIA Morpheus：GPUアクセラレーションを活用したエンドツーエンドのAIフレームワークで、サイバーセキュリティ関連の大量のストリーミング データのフィルタリング、処理、分類に最適化されたアプリケーションの開発を可能にする。これにより、大量のデータでAIパイプラインを最適化し、リアルタイムの脅威検出が可能になるという
- Zscaler ZDX Copilot with NVIDIA NIM：NVIDIA AI Enterpriseの一部として、生成AIモデルの展開を加速するために設計されたマイクロサービス群。幅広いLLMをサポートしているため、セキュリティおよびデータ保護の特定のユース ケースに適した、効率的でスケーラブルな生成AI推論を提供できるという。これにより、ゼットスケーラーは、ローカルのLLMを通じて、データ保護スイートに適した生成AIモデルならびにマルチモーダル機能を適用する
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