日立システムズは、小売業や製造業などにおいて企業間で販売実績や在庫、物流などのデータを共有し、サプライチェーン全体でのDX推進が可能な「SCM企業間連携サービス」の提供を開始した。
同サービスは、中堅・中小企業向けにOracle Cloud Infrastructureとプライベート接続され、企業間で保有している各種データの共有を実現し、複数のシステムにまたがる情報を一元管理するもの。共有されたデータはアクセス制御の範囲内で、サプライチェーン上の各企業がリアルタイムで参照可能。また、基盤上にはデータ参照と需要予測、および生産計画などのオプション機能が用意されており、それらを活用して各業種のDX推進を支援するという。日立システムズの経験とノウハウを結集したコンサルテーションやSIサービスもセットで提供し、顧客の経営課題や現場の課題解決を支援するとのことだ。
日立システムズは今後、同サービスの拡販に務め、2027年度までに累計10億円の売り上げを目指すとしている。
【関連記事】
・ペンタセキュリティ、AWS WAF運用管理サービスの導入簡素化・支払いプロセス一元化する新モデル提供
・日立とNTT Com、世界で初めて600km間でのリアルタイムデータ常時同期を実現
・奈良県と日立、AI活用した旅程作成サービス「ならいこ」提供へ 観光体験の向上狙う