米国時間2024年12月2日、New Relicは、New Relicプラットフォーム内の生成AIアシスタント「New Relic AI」を、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のエンタープライズ向け生成AIアシスタント「Amazon Q Business」に接続すると発表した。
同連携により、Amazon Q Businessのビルトイン検索拡張生成(RAG)機能と、New Relicのテレメトリーデータおよびインテリジェンスを統合。企業のアプリケーションパフォーマンスの低下、サーバーの不具合、ネットワークのボトルネックといった運用上の問題の検出、解決を支援するという。
主な特徴は以下のとおり。
- 自然言語を活用:自然言語を活用して情報にアクセスし、サマリーを生成。企業システム内の情報に基づきタスクを完了することで、問題解決における障壁を下げる
- リアルタイムのサービス分析と、レコメンデーション:特定のサービス、ホスト、システムコンポーネントにクエリを実行し、現在のデータから得られたパフォーマンスに関する洞察を取得。過去の傾向やベストプラクティスと比較して、最新の本番環境情報に基づく洞察とレコメンデーションを提供する
- アラートインテリジェンスレポート:アプリケーションの健全性に関する分析に基づき、洞察とレコメンデーションをレポート。インシデントによるビジネスへの悪影響を防止または軽減する
- Amazon Q Business内で情報や洞察を直接表示:New RelicインターフェースとAmazon Q Businessインターフェースを切り替える必要なく、情報を表示できる
- エージェンティックオーケストレーション:調査やインシデント対応タスクを自動化。人的労力を排除し、ヒューマンエラーを防止できる
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