2024年12月23日、TKCは、栃木県真岡市において同社の基幹業務システム「TASKクラウドサービス」が稼働したと発表した。なお、これは標準仕様に対応したシステムとして、初のガバメントクラウドへの移行事例だという。
TKCは、デジタル庁の「ガバメントクラウド先行事業」において、埼玉県美里町と川島町の協力開発事業者として、2022年10月31日に美里町、12月12日に川島町で、基幹業務システムをガバメントクラウドに移行。並行して、標準仕様に準拠したシステムの開発を進め、その初版となるシステムを栃木県真岡市に提供し、運用を開始したという。
また、既に現行システムがガバメントクラウド上で稼働している美里町についても、2025年1月に標準仕様に対応したシステムへの切り替えを行う予定とのことだ。
今後は、先行2団体の移行成果をもとに作業手順の標準化などを図りながら、2025年年7月以降に順次、その他161団体での、標準仕様に対応したシステムの切り替え/ガバメントクラウド移行を進めるとしている。加えて、2025年度末までにすべての顧客の標準準拠システムの移行完遂を目指すという。
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