アドバンスデザイン株式会社らデータ復旧関係5社は、2月1日より「日本データ復旧協会」が発足することを発表した。
データ復旧とは、何らかの理由でアクセス不能になったメディアからデータを吸い出すサービスのこと。ソフトウェア上の問題点が原因の「論理障害」から、破損・焼失・水没などの「物理障害」まで、さまざまな原因で損失したデータの復旧を行なう。
日本国内ではデータ復旧事業が始まったのは90年代中盤。以降、事業者数は増加を続け、現在では100社を超える市場となっているが、市場規模の拡大に伴って技術レベルに疑問のある業者や「復旧率100%」などを謳う誇大広告なども現れてきている。
このような状況を受けてデータ復旧専業5社(アドバンスデザイン株式会社、株式会社アラジン、株式会社くまなんピーシーネット、株式会社データサルベージコーポレーション、株式会社ワイ・イー・データ)は、健全な業界発展を目的とした「日本データ復旧協会」を設立するに至ったという。
入会に際しては、「顧客に対し復旧の最終意思を確認する場合、その時点で提供可能な顧客の求める情報を提示している」「HP、新聞発表など対外的に発信する情報は事実を正しく反映したものとする」といった基準を満たしていることが必要になる。今後は、サービス利用者への啓蒙活動などを中心に活動を行なっていく。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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