26日、日本IBMは、株価や売り上げ、計測機器など、刻々と変化する複数の膨大なデータをリアルタイムに分析し、迅速・正確な意思決定を可能にするソフトウェア製品「IBM InfoSphere Streams V1.2.0(インフォスフィア・ストリームス」の提供を開始した。
同製品は、IBM初のストリーム・コンピューティングを実現するミドルウェアで、約100人のIBM研究員が7年間に渡り、200を超えるIBMの特許を基に開発した。
例えば、山火事が発生する地域で、煙のパターンや天候予測データ、衛星写真などのデータを瞬時に分析することで、警察や消防機関が市民の避難通告などに関し、より的確に判断することを支援する。また、遠隔地の患者の心拍数、血圧、不整脈などの変動するあらゆるデータを瞬時に分析し、患者の状態に応じて、適切な処置を指示することが可能となるとのことだ。