NTTデータは12月22日、アマゾンウェブサービス(AWS)の包括提供契約を顧客企業およびグループ企業向けに開始したと発表した。同契約により、顧客企業は自社グループ全体で同一条件のもとAWSサービスを利用できる。これにより、グループ全体でのクラウド利用推進、コスト削減、サービスの情報連携、全社横断的なサポート体制の構築が可能となるという。
同契約のファーストユーザーとして、国内メガバンクグループと契約を締結。NTTデータによると、グループ企業全体を対象としたAWSサービスの包括的提供スキームは、同社において初の事例となる。
従来、グループ企業ごとに個別契約を結ぶケースが多かったが、この方法ではクラウド利用の拡大に伴いコスト最適化やナレッジ共有の面で課題があったという。包括提供契約導入後は、これまでAWSを利用していなかったグループ会社も同一条件でサービス利用が可能になり、全体的な利用促進や情報共有の効率化が期待できる。
今後はNTTデータのクラウド運用ノウハウを活かし、セキュリティ統制やクラウドネイティブ開発、AI活用などのトータル支援も継続する方針だ。これにより、大手企業グループのクラウド利用戦略の推進やIT基盤強化、DXの加速を後押しする。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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