SmartHRは2026年5月11日、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」におけるID管理機能の強化策として、AIを活用した「ブラウザ自動操作」機能の提供を開始したと発表した。同機能は、API連携に対応していないWebサービスのアカウント情報もブラウザ上から自動的に取得・反映できる。

背景として、企業が利用するWebサービスの増加により、情報システム部門では従業員の入社・異動・退職時などにおけるアカウント管理の負担が増加しているという。API非対応サービスの場合、従来はCSV出力や手作業でのデータ加工・取込が必要で、管理業務の負担や更新漏れによるセキュリティリスクが課題となっていた。
ブラウザ自動操作機能は、AIがWebサービスのアカウント一覧画面の構造を解析し、必要なデータ項目を自動特定・提案するもの。これにより、管理者は専門知識が不要となり、初期設定作業の工数が削減される。また、取得したアカウント情報は従業員データベースと自動照合し、作成・削除が必要なアカウントも可視化することで、アカウント残存や漏れの防止を支援するという。
先行導入したかぶらやグループでは、1サービスあたり最大10分かかっていたCSV等の手作業を、最短1分にまで短縮。最大90%の業務効率化を実現しているという。
なお、同機能はアカウント情報の取得・可視化を目的としており、アカウントの作成や削除についてはAPI対応サービスでのみ自動化される。SmartHRは今後、さらにAIを活用した自動化・効率化領域の拡張を目指す方針を示しているとした。
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