McAfee SaaS Email Protectionのリリースにより、クラウド型とハードウェアベース、2タイプのメールセキュリティソリューションが提供されることになる。企業は、運用効率やコストなどの状況やニーズに合わせて、アプライアンスとSaaS型を選択することが可能になった。
SaaS型モデルとして提供されるMcAfee SaaS Email Protectionは、クラウド内におけるインバウンドおよびアウトバウンドのメールトラフィックをフィルタリングする機能を備えている。SaaS Email Protectionにより、ウイルスやワームの侵入を防護し、スパムをブロックして怪しいメッセージを隔離し、アウトバウンドのメールをフィルタリングすることで、機密情報の流出も防止するという。
アプライアンス型モデルとしては、McAfee Email Gateway やMcAfee Email and Web Security Applianceを同時に使用することで、ハイブリッドのメール配信モデルを選択することができる。アプライアンス型モデルは、アウトバウンドトラフィックを保護して情報漏えいを防ぐとともに、コンテンツのフィルタリングにより法規制の遵守をサポートするほか、ポリシーを自動で強化することで、ゲートウェイで統合された暗号化が行われるという。
SaaS型とアプライアンス型を組み合わせたモデルでは、マルチレイヤーの戦略を採用することで、悪質なメッセージをネットワークから締め出すことが可能だという。クラウド内でのスパムフィルタリングにSaaS Email Protectionを用い、オンプレミスにEmail Gatewayアプライアンスを設置することで、柔軟なポリシー設定が可能になり、スパム除去の実施、誤検出を限りなくゼロに近づけることが可能だとしている。
■SaaS Email Protectionの詳細
http://www.mcafee.com/japan/products/saas-email-protection.asp