今回のソフトウェア製品の強化は、「クラウドを活用した全体最適システムである『統合クラウド環境』を実現する」という、NECの基本方針に基づくものだという。今回は、企業がプライベートクラウド環境を導入する際に重要となる次のようなポイントにより強化されたとしている。
1. 既存システムやパブリッククラウドとの連携
2. 多種・多様なシステム環境の統合管理
3. データ量の爆発的な増大への対応とリアルタイムな情報活用
NECでは、多種・多様なクラウド環境を一元的に管理できるソフトウェアや、プライベートクラウド環境における急激な負荷変動やデータ量の増加に柔軟に対応するソフトウェアを、2011年度より順次市場に投入するとしている。
発表によると、強化された新製品は以下の通り。
・WebSAM Cloud Manager
プライベートクラウド環境と既存システム/パブリッククラウド間のサービス連携機能および、多種・多様なクラウド環境を一元的に管理し、クラウド環境間でのリソース融通などを実現する機能を統合したスイート製品。
・WebSAM vDC Automation
プライベートクラウド環境を運用するデータセンターの管理を自動化する機能を統合したスイート製品。
・InfoFrameクラウド指向データベース
プライベートクラウド環境における、急激な負荷変動やデータ量の増加に柔軟に対応できるメモリ型データベース。