ユニアデックスは、このサービスの核となる米Cloud.comのクラウド基盤構築ソフトウエア「CloudStack Enterprise Edition(CloudStack)」の国内向け販売とサポートサービスを提供するとともに、プライベートクラウド環境の構築を行うという。
このサービスは、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器、各種ソフトウエアが特定のベンダー製品に固定されず、有力な製品を自由に構成できるため拡張性に優れているという。また、運用保守面でもユニアデックス1社が対応することでコストを抑えることができるとしている。
「CloudStack」は、クラウド基盤の構築・運用に関するさまざまな機能がワンパッケージ化されており、プライベートクラウド構築を小規模から手軽に低コストで始められるソフトウエア。特にCPU、メモリ、ストレージ、ネットワークといった仮想化リソースプール領域から必要なリソースを利用部門に配備する作業と運用業務を、専門知識のない利用者が実行できるため、情報システム部門の負荷を軽減できるという。
「U-Cloud」サービスは、日本ユニシスよって展開されているが、「U-Cloud @IPCP」と「U-Cloud クラウド基盤構築サービス」について次のように位置づけられるとしている。日本ユニシスは、「U-Cloud @IPCP」を大規模ユーザー向けに提供する一方で、ユニアデックスは、主にスモールスタートを求めるユーザーに対して提供し、日本ユニシスグループ全体で多様なユーザーニーズに対応していくという。
■ニュースリリース
http://www.unisys.co.jp/news/nr_110602_cloudstack.html