IVECは、検証技術者の育成、検証スキルの明確化、検証技術者の地位向上などを目的とする資格認定制度で、今回が10回目になるという。IVECでは、検証技術者のスキルレベルを、エントリーレベル(レベル1・2)、ミドルレベル(レベル3・4)、ハイレベル(レベル5~7)の7段階に分けており、過去9回は、ミドルレベルまでを対象に試験を実施していた。今回は初めて、ハイレベル(レベル5)の試験が実施されるという。
IVECでは、エントリーレベルはテスト実行者、ミドルレベルはテスト設計者(テストケースの設計から実行まで)、ハイレベルは、テスト工程の計画から実行まで管理できるプロジェクトマネージャや技術リーダーが対象になるという。
IVECは、実務スキルを重視しているのが特徴とされており、知識試験に合格した後、所定の実務トレーニングを修了すると認定資格を取得できるという。知識試験は1年に2回 春と秋に実施され、テストケースの設計から実行、プロジェクト管理などに必要な知識に関する問題がレベルに応じて出題されるという。実務トレーニングは、IVIAの認定ベンダにより行われ、教育研修シラバス(学習計画)に沿った実習・演習が中心になるとしている。
IVECは、2007年の第1回から現在まで過去9回の知識試験の受験者数は約3,000名。1,650名が合格し、そのうち420名が実務トレーニングの修了試験に合格しているという。
■IVECの詳細と受験申し込み
http://www.ivia.or.jp/ivec/