今回、開発された技術は、利用者が使用するAPシステムに関連するOS、DB、APの各パラメーターを、稼働に最適な状態に設定し、インターネット経由で配信し、利用者のクライアント/サーバーに仮想環境を構築するものだという。これにより、利用者はさまざまな設定を行なうことなく、APの利用が可能になるとしている。
発表によると、それを実現するために、従来の技術の制約を取り去るために、次のような技術開発を行ったという。
1.インターネット経由で仮想化環境を配信する技術
2.OS、DB、APソフトウエアを含めた大容量(20GB以上)の配信を可能にする技術
3.各種ソフトウエアパラメーターを最適な値に自動設定する技術
この新技術を利用し、次の2つのサービスを「クラウドストリームサービス」として、提供を開始する。
1.企業拠点ごとのシステム資産を1つのデータセンター内に統合・集約して運用する「プライベートクラウドの統合運用管理ソリューション」
2.APプロバイダ向けにAPシステム一式をクラウドで配信するサービス
「クラウドストリームサービス」は、APシステム一式をパラメーター設定込みで、まとめてクラウドサービスとして提供する。これによりインストール作業や設定作業を行なうことなく、利用者自身のクライアント/サーバー上にAPシステムが最適な状態で稼動し得る仮想環境が自動的に構築されるという。
また、このサービスは、マジックソフトウェア・ジャパンが採用し、同社のビジネスアプリケーション開発・実行フレームワーク「Magic uniPaaS」を月額単位の使用料で提供する「uniPaaS on Demand」として提供されることが決まっているという。
■ニュースリリース
http://www.uniadex.co.jp/news/2011/news_20111027_464.html