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新ネットワーク制御技術「OpenFlow」に対応し、ソフトウェア開発のQCDを向上 NEC、クラウド型ソフトウェア開発環境「ソフトウェアファクトリ」に「プログラマブルフロー」を導入

  2011/11/29 00:00

NECは、クラウド型共通ソフトウェア開発環境「ソフトウェアファクトリ」に、新ネットワーク制御技術「OpenFlow」に対応したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ(プログラマブルフロー)」を導入したと発表した。これにより、仮想環境を使ったネットワークを構築し、運用の効率化やシステムの信頼性向上を図り、ソフトウェア開発のQCD(Quality/Cost/Delivery)の向上を実現したという。

新ネットワーク制御技術「OpenFlow」は、スタンフォード大学を中心としたコンソーシアムが規定するネットワークに関する技術とオープンなインタフェース仕様の総称。さまざまな通信プロトコル(規約)の制約から解放され、最適なネットワークを自由に構築できる次世代のネットワーク制御技術として注目されているという。

「ソフトウェアファクトリ」は、2009年に開始したNECグループのクラウド型共通ソフトウェア開発基盤だという。サーバや開発ツール、ソフトウェア資産、テンプレートなどを集中管理し、ソフトウェア開発の標準化、自動化を推進しているという。東日本と西日本の2つのデータセンタに開発環境を分散し、それぞれのデータセンタで仮想サーバを作成し、互いにバックアップする体制をとっているとしている。

「ソフトウェアファクトリ」が使用する東日本と西日本のデータセンタに「プログラマブルフロー」を導入したことにより、データセンタ間で自動的に最適な通信経路が設定されるため、仮想サーバの両データセンタ間での配置を柔軟に行うことが可能だという。

これにより、開発環境の迅速な提供、開発リソースの最適活用を実現するとともに、BCP対策が強化されたという。また、仮想サーバの増設、移動時のルータ、スイッチ類の設定変更作業が容易にできるため、運用負荷が大幅に軽減されるという。

発表によると、「ソフトウェアファクトリ」への「プログラマブルフロー」導入による主な成果は次の通り。

・必要な開発環境を素早く提供
 仮想サーバを一方のデータセンタで起動させるだけで、PFC(プログラマブルフローコントローラ)が自動的に最適な経路設定を行うため、利用者が意識することなく、仮想サーバを迅速に最適な場所で稼動させることが可能となり、短時間で開発環境を提供。

・開発リソースの最適な活用とBCP強化
 データセンタのリソースが逼迫した時やメンテナンス時、大規模災害等により被災した場合でも、仮想サーバをもう一方のデータセンタで、容易かつ短時間で稼働させるため、負荷分散や時間的な制約に捉われないメンテナンス、さらには効率的で無駄のないディザスタリカバリシステムを構築。

・ソフトウェア開発の一元管理による運用負荷の軽減
 「プログラマブルフロー」のネットワークを可視化できることを活かし、通信状況をGUIで表示させ、東日本および西日本のデータセンタでのソフトウェアファクトリを一元管理できる。そのため、設定変更やポリシー変更にも対応でき、運用負荷を幅に軽減。

・既存ネットワークと併用し、スモールスタート
 「プログラマブルフロー」導入にあたり、データセンタのネットワーク機器を一度にすべて置き換えるのではなく、既存のネットワーク機器と併用しながら、既存ネットワーク下にある仮想サーバを段階的に「プログラマブルフロー」下に切り替え可能なため、グローバルに利用者を拡大させる計画に合わせてシステム規模を拡張可能。

■「UNIVERGE PFシリーズ」の詳細
http://www.nec.co.jp/datanet/pflow/index.html

 

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