発表によると、2011年通年では、686億3,200万円、前年比3.8%の成長となる見込みだという。また、国内ストレージソフトウェア市場の2010年から2015年までの年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は4.0%、2015年の市場規模を802億8,000万円と予測している。
ストレージソフトウェア市場の2011年上半期の傾向は、東日本大震災で一時期に企業活動が停止した影響が出た製品分野、ベンダーもあったものの、全般的に市場が受けた影響は少なく、データ保護に対する意識の高まりなどストレージソフトウェア市場にとってプラスとなる要因もあったとしている。
またIDCは、注目を集めているビッグデータの利活用について、現時点でストレージソフトウェア市場の大きな促進要因とはなっていないものの、中長期的には確かな影響があるとしている。ビッグデータは、ソーシャルメディア上の膨大なテキストデータを解析するような事例として取り上げられることが多いが、企業が従来から持っている業務データやトランザクションデータに対しても、分析によってこれまでよりも価値を引き出せるのではないかという見方がされるようになってきているという。
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http://www.idcjapan.co.jp/Report/Storage/j12450101.html