「CloudStack」は、全世界85以上のパブリッククラウドで実稼働しているプラットフォームであり、10億ドルを超える収益の推進役になっているという。今回の「CloudStack 3」の発表により、シトリックスはビジネス規模の大小を問わず、Amazonスタイルのクラウド環境の構築を実現するとしている。「CloudStack 3」によって、仮想化されたデータセンターのリソースの管理を自動化し、柔軟性を持ったセルフサービス型のクラウド構築が、迅速かつ容易に実現されるようになるという。
シトリックスは、「CloudStack」が同社のクラウドコンピューティング製品において主要コンポーネントであり、新しいクラウドの構築、既存のクラウドサービスへの接続、もしくはその両方において、最高のセキュリティ、パフォーマンス、信頼性を持つソリューションを提供するとしている。
「CloudStack」は、最初の発表からわずかな期間で、高度な拡張性を備えたIaaSとしてクラウドを構築、管理、提供する業界のリーダーの間で、商用オープンソースプラットフォームとしての地位を確立したという。Datapipe、Edmunds.com、IDCフロンティア、Nokia Research、Zyngaをはじめとする、ユーザーに利用されているという。
シトリックスは「CloudStack 3」の発表と同時に、シトリックスのクラウドソリューションとともに機能することを検証し、「Citrix Ready」認証を受けた2,200種類を超える製品とサービスが含まれる「Citrix Cloud Community Program」を発表した。このプログラムは、シトリックスとの提携を通じて業界最大のクラウドコンピューティングエコシステムを構築する、何百社にもおよぶ大手IT企業とサービスプロバイダーを紹介する場となっているとしている。
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