「Cognos Insight」は、営業部門やマーケティング部門などの業務現場の担当者がPCに導入するだけで分析を開始することができるという。PCに保存されているデータをドラッグ・アンド・ドロップ操作でワークスペースに取り込む簡単な操作で、さまざまな角度から分析し、グラフなど視覚的にビジネス状況等を把握することで洞察を即座に引き出すことができるとしている。
また、60秒ほどでグラフやウィジェットを使いダッシュボードを作成することができ、そうした情報を他のユーザーと共有することができるという。さらに、「Cognos Insight」は、情報をアクションにつなげるための支援機能を提供。仮説をもとに分析を行い、実行計画を策定、共有したり、ビジネス成果の最適化を図るため、アクションの代替案を用意し、比較検討することを可能にするという。
たとえば、小売業における将来の来店者数に対する複数の仮説を設定し、それぞれの場合における将来の売り上げを予測し、そのデータをもとに実行計画を立て、共有、検討し、アクションにつなげる、といったことが可能になるとしている。
同時に日本IBMは、大手企業向けに、「Cognos Insight」を1機能として備え、分析データのダイナミックな管理、双方向活用を実現するソリューション基盤である「IBM Cognos TM1 v10.1」の販売も開始するという。業務現場の担当者が「Cognos Insight」を活用して作成した分析モデルや分析結果を「Cognos TM1」を経由して全社レベルで共有したり、全社レベルで検討する予算計画プロセスに「Cognos TM1」を経由して参画するなど、ダイナミックな企業内双方向連携を実現可能だとしている。
■製品の詳細
http://ibm.com/software/jp/analytics/whats-new/index.html